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MRI検査が受けられない(禁忌)の人って?

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MRI検査とは大きな磁力(磁石)を利用した検査です。

磁力を使うがゆえに、検査を受けられない方も、

なかにはあります。

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この記事ではMRI検査を受けられないのは、

どのような方なのか、見ていきますね。

(磁力とは関係ない部分もふくみます)

 

MRI検査を受ける前には必ず、各医療機関で以下のような事項を

チェックされます。その時は素直に自己申告をお願いしますね。

 

特に一つ目の、金属物に関しては、思わぬ事故につながることがあります。

ご協力、お願いいたします。

MRI検査前は金属の有無をチェック!!

MRI装置は強力な磁石のようなものなので、金属は、要注意です!!

MRI検査に金属はだめ

撮影していない時でも、MRI室内では磁力がいつも発生しています

うっかり、磁石に引き付けられるようなものを持ち込むと、

MRI装置に向かって、飛んでいきます。

 

事故やMRI装置の故障につながりますので、

医療機関の指示にしたがって、着替えを行い、

外せる金属物は外してください。

 

MRI検査を受けてはいけない方ー絶対禁忌

動く金属類や機械(電子機器部品)が体に入っている方、

身につけている方は

受けることはできません。

心臓ペースメーカー

一番有名なものは、心臓ペースメーカーです。

MRIは心臓ペースメーカーは禁忌

最近、MRI対応の心臓ペースメーカーも出てきたようですが、

万が一壊れてしまうと、すぐに生命の危険に関わります。

必ず、MRI検査を勧められたときは、申し出てください。

人工内耳

こちらは命に関わるわけではありませんが、

手術が必要な高価な機械である人工内耳が、

MRI検査を受けることで、壊れてしまいます。

そのため、受けられる方の不利益の大きいものです。

MRIでは補聴器もだめ

古い脳動脈瘤に対するクリップなど

最近の動脈瘤手術で使われているクリップは

MRI装置対応ですが、昔のものは磁力によって移動し、

命に関わることがあります。

頭の手術を受けたことのある方は 担当医に申し出てください。

目の中の鉄粉など

万が一、目の中に鉄粉などがあると、MRI検査中に鉄粉が動き、

失明の可能性があります。

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職業歴や、事故の経験がある、など、心当たりがありましたら、

申し出てくださいね。

 

血管内ステントなど、手術の既往がある方

血管の中にステントと呼ばれる金属を入れたばかりの方は、

MRI検査を受けるとステントの位置がずれてしまう恐れがあります。

関節の手術など、金属が体内に入っているような手術

受けたことのある方は、事前に主治医の先生に申し出てくださいね。

入れ墨

入れ墨の鮮やかな色には、金属が含まれていることがあります。

そのため、MRI検査を受けると、

局所的なやけどをしたり、色や模様が変わる、などのことが起こります。

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体に入れ墨のある方は、必ず、検査の前に申し出て、よく説明を受けてくださいね。

色や模様によって、影響の出方が違うようです。

メイク(お化粧)

女性の場合、注意していただきたいのは、メイク(お化粧)のこと。

アイメイクや、ネイル、眉などのアートメーク(限局的ないれずみ)などは

金属が含まれている場合があり、

局所的なやけどの原因になったり、変色の可能性があります。

特に目の周りのメイクは危険です。

濃いアイメイクはMRIで注意

MRIを受けられるときは、できるだけメイクは簡単なものにし、

とれないものに関しては、担当の医師や技師にご相談ください。

閉所恐怖症の方

磁力とは直接関係ないのですが、

MRIの装置は細長いトンネル状のかたちをしています。

また、検査中は大きな音がします。

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そのため、この装置の中に入ること自体が苦痛、という方がおられます。

昔の装置に比べれば、ずいぶん音もましになったのですが、

感じ方は人それぞれです。

 

狭いところが苦手な方は、あらかじめお申し出いただき、

実際受けてみて、無理だと思ったら、

検査中でも遠慮なく、担当技師に知らせるようにしてくださいね

妊娠初期の妊婦さん

妊娠16週目未満の妊婦さんも、おなかの赤ちゃんに対するMRI検査の安全性が

ハッキリしていないため、MRI検査は勧められません。

 

その他、うっかりMRI室に持ち込むと困るもの

シップ、カイロ、エレキバン、など、体に貼り付けているもの

入れ歯やベルト、下着の金具、ヘアピン、アクセサリー

・・・やけどの原因になります。

 

時計、携帯電話(スマートフォン)、クレジットカード

・・・壊れてしまいます。

身につけているものはすべて、外してくださいね。

MRIを受けることが出来るが、注意が必要なもの

水頭症などのシャントチューブ

水頭症用のV-Pシャントと言われるチューブが入っている方は、

MRI検査をそのまま受けることはできますが、

検査後にシャント圧の調整を脳外科ですることが必要です。

体内に埋めておられる方は、主治医に申し出てくださいね。

まとめ

MRI検査を受けることのできない条件をあげました。

このように書くと、条件がたくさんあるようですが、

基本的には、「磁石にくっつく性質のあるものには注意!!」と

まずは、覚えてくださいね。


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