乳がん情報ナビ


  • 乳がんの検診

乳がんの自己検診の方法

スポンサードリンク




自己検診をやってみましょう。
色々なやり方がありますが、代表的な丁寧な方法をご紹介しますね。

なお、「めんどくさい~」というときは、
簡易バージョンと、お借りしてきた動画も下のほうに載せましたので、
まずは、一か月に一回の自己検診を習慣にしてみてください。

乳がんの自己検診を行う頻度・時期は?

月に一度、自己検診を行うことが日本乳癌学会で勧められています。

月に一度の自己検診

 

行う時期は
生理(月経)が終わったあとの4-5日が一番適しています。
なお、閉経後の人は、毎月、日を決めて行うことをお勧めします。
(毎月一日や毎月のお誕生日と同じ日にち、など)

どうして自己検診が大事?

毎月、定期的に行うことで、
乳房の小さな変化に気づきやすくなり、
乳がんを初期に見つけることが出来るようになります。
まずは、自分の乳房に慣れ親しみましょう。

医療機関の定期検診を年一回受けているとしても、
乳癌がちょうど見つけ頃(?)の時期に、
検診が当たる、とも限りません。

定期的な自己検診+医療機関の定期検診を習慣にしましょう。

自己検診をやってみよう。

チェックするポイントは、以下の三点
     ・乳房の
     ・乳房の中のしこり(ぐりぐり 腫瘤)
     ・乳頭からの分泌物リンパ節の腫れ

自己検診ながれ

順番に具体的なやり方を見ていきましょう。

<鏡の前で乳房の形をチェック>

洗顔のときなどに、鏡の前で乳房のチェックも行いましょう。

鏡の前でセルフチェック

 

① 鏡の前に立ち、両腕の力をぬいて自然に下げたまま、次のことを調べます。(らくな起立の姿勢)

  a.左右の乳房の大きさに変化がないか。
  b.乳房のどこかに皮膚のへこみやひきつれはないか。
  c.乳首がへこんだり、ただれができていないか。

② 両腕を上げた状態で(筋肉の位置を変えて)、a.b.c. と同じことを調べます。
(しこりがあると その部分にへこみができたり、ひきつれができたりすることがあります。)

・・ポイント・・
パートナーがいる方は、手伝ってもらっても構いませんよ。
以前の状態と比べて変化がないか、考えながら行ってくださいね。

<あおむけになってしこりをチェック(その1)>

次は、姿勢を仰向けに変えます。

仰向け女性2

③ 仰向けに寝て、あまり高くない枕、あるいはタオルを折り、背中の下に入れます。

まずは、右手を使って、左の乳房を調べてみましょう。
左手を上に上げ、頭の下に入れるようにします。
右手の四本の指をそろえてのばし、左乳房の内側を調べます。

・・ポイント・・
乳がんの自己検診を行う時は、指先で乳房をつままないようにすることが大切です。
四本の指をそろえ、指の腹の部分を使って、行うようにしましょう。

 

 右手を左乳房の内側(乳首よりも内側) にのせ、
指の腹を胸の中央部に向かって、柔らかく、しかし、抑えながら
しっかり滑らせるようにし、しこりの有無をまんべんなく調べます。

 

・・ポイント・・
初めは、乳腺自体が塊に思えることもあります。
くれぐれも、指先でつままず、指の腹でしっかり調べることが大切です。
触診の抑える程度は、医療機関で受ける、触診の感触も参照してみてくださいね。

指の腹でおさえる

<あおむけになってしこりをチェック(その2)>

⑤ 同じ姿勢のまま左腕を自然な位置に下げ、
今度は乳房の外側の部分外から内に向かって、柔らかく、しっかりと指を滑らせて調べます。

⑥ 右乳房も同様の方法で調べます。

・・ポイント・・

乳がんができやすいのは、外の上側、わきの近くの部分です。特に念入りに調べてみましょう。

(乳頭を境に、内と外、上と下、の合計4か所に分けて、考えます)

 

<わきの下のリンパ節と乳頭をチェック>

⑦ 起き上がり、右手の指をそろえてのばし、
ワキの下に入れてしこりがあるかどうか指先で確かめます。
右のワキの下についても同様の方法で調べます。

⑧ 左右の乳首を軽くつまんで、乳を搾るようにし、
血液の混じった分泌物が出ないかどうかを確かめます。

自己検診の簡易バージョン

自己検診の触診部分(③~⑥)を、お風呂場で、
立ったままや、座った状態でおこなう方法もあります。

乳房全体を、細かな部分に分けて、たくさんの「の」の字を
書くように、指をすべらせて、しこり(腫瘤)がないか、調べます。
石けんがついているので、指が滑りやすく、初めはやりやすいかもしれません。
奥のほうもしっかり、指の腹で押さえながら、調べましょう。

 

以下のお借りしてきた動画では、まずは簡易バージョンがおすすめされていますね。
自己検診が分かりやすく説明されています。
ぜひ、参考にしてください。

<You Tube baba takataさんの投稿より 乳ガン自己検診法>

自己検診を続けるための工夫

自己検診は毎月続けて、変化を感じ取ることが重要です。

・続けるために、大体の日程は決めてしまいましょう。
(生理が来たら、この日、と決める、など)
毎月の予定に、先に書き込んでしまいます。

続けやすい時間、場所を選びましょう。
上の順番で必ず、行わなければならない、ということはありません。

鏡の前のチェックは、入浴前の洗面所の鏡で、まずチェック①②。
そのついでに、わきの下のリンパ節⑦、乳頭⑧をチェックします。

その後、仰向けで行う場合③④⑤⑥は、
寝る前にチェックする、と決めてもいいですね。

簡易バージョンの場合は、お風呂場で、続きをしましょう。

まとめ

文字で書くと、めんどくさいですが、
慣れてくると、順番に5分程度で、行うことが出来ます。
ぜひ、習慣づけて、ご自身の健康をお守りくださいね。

各地で行われている、乳がんの市民公開講座、などでは、
模型を使っての、触診のやり方を教えてくれるコーナーが設置されていることが多いです。

そのような場を利用して、触診のやり方も、実際教えてもらってくださいね。


スポンサードリンク



Pagetop
話題のダイエット方法