- 乳がんの検診
乳がん治療の基礎知識。お勧め書籍
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「乳がんと診断後、はじめに知っておきたいこと」の記事でも書きましたが、
がん治療は、情報戦です。
自分の望む未来を得るためには、
自分自身に合った医療機関や治療法の知識を得ることは、もちろんのこと。
乳がんの場合は、乳房再建法や、
治療中などに少しでも快適に過ごすための方法、などを知ることが不可欠です。
今回の記事では、まずはお手元に置いて、 読んでいただきたい本をご紹介しますね。
「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」 2016年版
まず、一冊目は、 日本乳癌学会が患者さんのために出版している本。
「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」 2016年版 です。
当サイトも、このガイドラインをもとに、
分かりやすい情報を提供することをこころがけて、作成しています。
本を手元に置き、自分の調べたことや疑問点などを専用ノートと共に、
本にも書き込んでいくことがおすすめ。
全体を一度に読むことは難しいと思いますが、
要所要所で、必要な基本情報を手に入れましょう。
乳がん患者の体験談、マンガ付きー検診を受けるところから、乳房再建まで
そして、二つ目にお勧めの本は、
「おっぱいをつくる!」ー乳がん転じて美乳になる方法 田中ひろみ 著
という本です。
筆者は、乳がんを経験された、 元看護師さん。
現在はイラストレーター・文筆家として活躍されている方です。
題名だけでは、乳房再建だけに関する本かな?と思いますが、
実は、
・検診で乳がんが発見され、不安に思う気持ちから始まり、
・初期治療をするための病院選択、
・治療法選択などの、情報収集の方法、
・乳がん治療中の様々な心の揺らぎ、
・乳房の再建法選択をする際の心の揺らぎ、
・治療などにまつわるお金の話、 などなど。
詳細に書かれているけれど、
要所をまとめたマンガ付き、 という、
乳がん治療のすべての外観をみるには、最適の本となっています。
筆者が元看護師さんということで、
医療情報も、分かりやすく、かみ砕いた表現が使われていて、
比較的薄い本ながら、情報は満載です。
初版が2012年ですので、
細かい情報は、最新の情報を確認していただく必要があります。
しかし、乳がん治療とはどのようなことを考えていく必要があるのか、 ということが、
具体的にイメージできるようになると思います。
まとめ
乳がんに関する情報は、書籍も、ネット上にも、たくさんありますが、
まずは、全体の流れをつかみましょう。
そのうえで、 さらに自分自身に合った、考え方、治療法の
情報を集め、選択していきましょう。
上でご紹介した2冊は、全体の流れを見るのに、最適と思います。
ぜひ、手に取って、流れをつかみ、
医療従事者とのコミュニケーションにお役立てください。