- 治療費に使える公的制度は?
失業保険、どのような制度で、受けるタイミングは?
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「失業保険」については、日常生活のなかでも比較的聞くことが多い制度なので、ご存知の方も多いでしょう。
乳がん治療の際に、失業保険を利用するための基礎知識について確認しましょう。
失業保険って、そもそも何?
「失業保険」とは、仕事をしていた人が何らかの事情で退職せざるをえなくなった場合にもらうことができる手当のこと。
仕事をやめれば、当たり前ですがお給料をもらうことができなくなってしまいますよね。
そうなると、日々の生活にかかるお金の工面をすることが難しくなります。
お給料が入らないと、1人での生活も難しいのに家族で生活することはなおさら難しくなってしまいますよね。
そこで、国民が次の仕事をみつけるまで、安心して生活をすることができるようにお金の支給を受けることができます。
これが「失業保険」です。
失業保険のメリットとは
失業保険には、いろいろなメリットがあります。
例えば、乳がんになったことからこれまでと同じ仕事をすることができなくなり、会社を辞めなければならなくなるかもしれません。
もう少し身体への負担が少ないところに…と考えるのは、ありえないことではありませんよね。
そんな時に、失業保険があれば転職活動の心強い支えになります。きちんと生活するためのお金が確保できるというのは、強いですよね。
また、失業保険のお金を資金に就職活動をすることもできます。
なんだかんだで就職活動にはお金がかかるもの。交通費などに充てることができたら助かりますよね。
そして、転職してお給料が下がった場合の補てんにもあてることができます。
もし乳がんで転職が必要だと判断したら、この失業保険のことを視野に入れてみてください。
失業保険はだれが、どんな時にもらえるの?
失業保険は、就職する意思があるけれど、就職できない状況の人にだけ、給付されます。
だから、当分仕事をする予定のない人、などはもらえません。
乳がんの治療がつらくて、しばらく休みたい。落ち着いたら求職しよう、という状態では
本来の失業保険の目的には当たりません。
働いていたけど、働くことが出来ない。
でも、当面の生活費に困るという場合には、傷病手当金の制度をまずはお考え下さい。
傷病手当金についてはこちら→ ☆
治療が一通り終わった、「そろそろ新しい職場を探そう、でも当面の生活費は・・・」という方は失業保険を検討してみてください。
ちなみに、傷病手当金と、失業保険は同時に受けることが出来ません。
どちらがご自分の状況に合っているか、考えて利用してくださいね。
まとめ
乳がん治療の時に使える公的な制度の一つに、失業保険があります。
失業保険は、仕事を探しているのに、見つからない、というときに受けることが出来る制度です。
傷病手当金制度と合わせて、最適なタイミングで受けてくださいね。