- 乳がんの症状・基礎知識
胸のしこり=乳がん!?胸に腫瘤を見つけたときにやっておきたいこと
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胸にしこりを見つけたとき、乳がんかも!?と とても不安になりますね。
しこりは腫瘤、かたまり、ぐりぐり、できもの、腫れ物とも言葉では表現されます。
胸のしこり(腫瘤)は、乳がんを発見する契機となる、大切な症状ですが、
乳がん以外の原因でも、胸のしこりと感じられることがあります。
今回の記事では、確実に「胸にしこりがありそうか、どうか」について、
ご自身で確認するための方法をご紹介しますね。
(注)今回の記事は特に中高生を含む、若い方を対象に書いています。
若い方の場合は、乳がんの可能性がとても低いです。
しかし、成長期でホルモン分泌が不安定であることから、
胸(乳房)にしこり、と感じやすいときがあります。
そんなとき、いたずらに不安にならないよう、当記事を参考にしてください。
胸のしこり(腫瘤)となる乳がん以外の原因に関する記事はこちらを参照ください。
Contents
自己検診をもう一度やってみよう
まずは、落ち着いて、以下のチェックポイントを参照して、
自己検診をもう一度、丁寧にやってみましょう。
(注)ただし、確実に「しこり」がありそう!と思われる方は、
出来るだけ早く、専門の医療機関をご受診ください。
「1か月後に検診の予約があるから」、と放置せず、行ってくださいね。
検診は自分では分からないものを見つけるための機会、です。
チェックするポイントは以下の三つ
・正しい自己検診の方法
・しこりは片方の乳房?両方の乳房?
少し、心を落ち着けて、もう一度チェックしてみましょう。
自己検診を行う時期を再チェック
生理(月経)が終わったあとの4-5日が一番適しています。
なぜなら、乳房は女性ホルモン(エストロゲン)の影響を強く受けます。
生理の周期によっては、病気がなくても
乳房が張ったり、しこりを感じることがあります。
まずは、適切な時期に、自己検診を行いましょう。
なお、閉経後の人は、毎月、日を決めて行うことをお勧めします。
(毎月一日や毎月のお誕生日と同じ日にち、など)
正しい自己検診の方法をおこないましょう。
自己検診のやり方については、
以下のページをチェックしてくださいね。
↓
自己検診の方法(動画あり)
自己検診の概要は、以下の3点。
2.出来れば臥位(仰向けで寝ころんだ状態)で、乳房内をくまなく
四本の指の腹の部分を使って、しこり(腫瘤)を探す。
(姿勢がおっくうな方は、お風呂の際に、石鹸をつけて
指を滑らせやすい状態で行ってくださいね。)
3.乳頭からの分泌物や、わきの下のリンパ節が腫れていないかをチェック。
しこりを感じるのは、片方の乳房?両方の乳房?
両方の乳房に、同じようにしこりを感じる場合は、
乳がんの可能性は低くなります。
ごくまれに 両側乳がんが同時に見つかることがありますが、
珍しいです。
大部分の方は、両側のぐりぐりで、なおかつ、
生理周期の異なる時期だと大きさが、変わっている、という場合は、
一度安心していただいて、大丈夫。
でも、生理周期の違う時期でも、大きさが変わらないなど、
気になることがありましたら、専門医を一度ご受診くださいね。
まとめ
以上の3つのポイントに気を付けて、もう一度ご自分のしこり?を観察してくださいね。
それでもなお、しこり(腫瘤)が気になる方は、お近くの専門医を受診しましょう。
どこへ行けばよいかについては、こちらの記事も参照してくださいね。
↓
乳がんの治療や検診はどの診療科?