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乳がん検診で要精査。精密検査の流れ

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乳がん検診の視触診やマンモグラフィー検査などで
要精密検査と、検査結果が返ってきた!!

このような場合、とても不安になられると思いますが、
あくまで、乳がんかもしれない、という結果なので、
必要以上に不安にならないでくださいね。

ただし、何もせずに置いておいて良いことはありません。

精密検査とはどのような目的で、
どのような検査が、どのような順番で行われるか、
概要について説明します。

精密検査とは?

検診で、乳がんかもしれない、と疑われた病変を
乳がんであるか、乳がんでないか、ということをはっきりさせるために
行う検査のことです。

こちらの記事(どの科、どの病院にかかる?)にも書いたように、
乳腺外科、もしくは外科のある病院を受診し、
詳しい検査を進めていきます。

精密検査で行われる検査の種類は?

・視触診
・マンモグラフィー2方向(場合によってはスポット撮影を追加)
・超音波(エコー)検査
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・乳腺MRI検査
・生検

本当に病変があるかどうか、まずは、上の三つの検査で
再確認を行います。

なお、視触診の際に、乳頭から分泌物が認められた場合は、
分泌物の細胞診乳管造影検査などに進みます。

分泌物がない場合の精密検査の進め方

まずは、超音波検査・マンモグラフィー検査のいずれかで
病変が確認できるかどうか、がポイントになります。

病変がある場合、超音波(エコー)検査で確認できるかどうかによって、
以後の検査の進め方が変わります。超音波(エコー)検査の機械

超音波(エコー)検査でも、マンモグラフィー検査でも
病変がない場合

すぐに問題になる病変はないと考えられます。

引き続き、月に一度の自己検診、1-2年に一度の乳がん検診を
お受けください。

超音波(エコー)検査で、病変が確認できた場合

 

超音波(エコー)検査で病変が見える場合は、
超音波(エコー)で病変の形(中身の性状、辺縁の性状)などを
詳しく観察し、良性か、悪性か、という判断をしていきます。

②-a明らかに良性の、嚢胞などの場合は、ここで検査終了です。
①と同様に、引き続きの検診をお願いします。

②-b. 良性や悪性を疑うけど、はっきりしない場合、
            超音波(エコー)検査ガイド下の細胞診や針生検を行うことが多いです。

②-c. 超音波(エコー)検査で、明らかに悪性が疑われる場合
がんであることを、はっきり証明するため、と
            どのような性質の癌であるのかをみるために、
やはり、超音波(エコー)検査ガイド下の細胞診や針生検を行います。

超音波(エコー)検査で、病変がなく、
マンモグラフィーでのみ所見(石灰化病変など)がある場合

マンモグラフィー所見から、
どの程度癌である可能性があるかどうかを判断します。

③-a. がんの可能性がやや考えにくい場合は、
期間をおいて、経過観察のマンモグラフィーを撮像し、
変化があるかどうかで、がんの可能性があるかどうかを考えます。

この次に、
がんの可能性が低ければ、と同様、検診へ
がんの可能性あり?の場合は、③-b
がんが疑わしい場合 ③-c

③-b. 場合によっては、癌の可能性があるかどうかをみるために、
造影MRI検査が選択されます。
癌の可能性が高いと判断された場合は、
③-cに進みます。

③-c. 癌の可能性が高いと初めから思われる場合は、
マンモグラフィー下の針生検を勧められます。

精密検査でがんが分かったとき

上記精密検査で癌が分かった場合は、
がんの治療前に必要な検査をさらに行っていきます。

これらの検査については、
こちらの記事にまとめましたので、参照下さい。

まとめ

検診後の精密検査の流れについて、説明しました。

施設によっては、若干検査の順番が前後することもあります。
ご利用になる医療機関・主治医に良くご相談くださいね。

なお、各検査がどのような検査なのか、詳しい内容はこちらからどうぞ。

マンモグラフィー検査とは? http://nyugannavi.info/kenshin/mmg/
超音波(エコー)検査 http://nyugannavi.info/kenshin/echo/
乳腺MRI検査  http://nyugannavi.info/kenshin/manmomri/
生検  http://nyugannavi.info/diagnosis/biopsy/


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