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  • 治療法について

乳がん治療前に知っておきたい、治療選択の流れについて

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乳がんは比較的、薬物療法が効きやすく、
どんどんと新しい薬が開発されています。

また、女性に特有の丸い乳房に手術を行う、ということで、
手術の方法も、色々改良が加えられ、進歩が目覚しいです。

乳がんと診断後、はじめにしっておきたいこと の記事で書いたように、

(記事はこちらから⇒★★★

乳がんの治療では、ある程度、いろいろな選択肢が
患者さんの前に用意されています。

 

今回の記事では、乳がん治療前に知っておきたい、
治療の選択の考え方、流れについて書いていきますね。

乳がんのステージ(進行度)を確認

乳がんの治療は、まずは乳がんを完全に治すこと、が
第一目的になります。

根治(完全に治すこと)がめざせるかどうか、
様々な検査で乳がんの進行度(ステージ)をチェックします。

乳がんがあることが分かっている女性

この時チェックする項目は以下のとおり。

しこりの大きさ
がんの広がり(リンパ節転移の有無)
他の臓器への転移の有無
病変の数、位置

乳がんの治療前に行われる画像検査で、これらのことを調べます。

画像診断についての記事はこちら ⇒ ★★★

年齢や体の機能などをチェック

乳がんのステージが同じ、であっても
すべての患者さんに同じような治療を行うわけではありません

閉経前(生理が続いている、約50歳前)か、閉経後か。

手術や薬に耐えられる体力や、腎臓の機能があるかどうか。

元気な高齢の患者さん

など、個々の患者さんによって、治療の選択は変わってきます。

血液検査や、心電図検査など、それぞれの患者さんに必要な検査を追加し、
チェックしていきます。

乳がん治療後に子どもがほしいかどうか

特に、最近若い患者さんが増えるにつれて、
子どもがいらっしゃらない患者さんも増えています。

乳がんのステージや組織型(乳がん自体の顔つき)にもよりますが、
乳房手術後に、薬物療法が必要なことがあります。

薬物によっては、治療終了後も、
卵巣の機能が回復せず、妊娠できない、という場合もあります。

乳がん治療後に子どもがほしいかどうか

お子さんをこれから、持ちたいかどうか、
特に若い方は治療後の生活をイメージして、治療開始前に
主治医とよくご相談ください。

治療後の乳房の形について

乳がんの治療は、薬物療法だけで完全に治してしまう!!
というわけにはいかず、
乳房自体の手術は必須だと考えられています。

乳がん診療は外科、乳腺外科で

つまり、乳房の形は、治療前の状態と全く同じ、ではなく、
変化します

乳房温存術、であっても、変化します。

手術については、詳しく別の記事で書きます。(準備中)

ここでは、

・乳房の形は、変わるものだ
・どのような形にしたいかは、自分で選ぶことができる

ということを知っておいてください。

ただし、自分で、望む乳房の形を選ぶためには
いろいろ自分で調べ、人の話を聞いたりしながら、
イメージをしっかり膨らませることが必要です。

乳房の形について、補足

乳房に関しては、人によって本当にとらえ方が違います。

「女性らしさの象徴であって、乳房がないことなんて考えられない!!」

乳がんで、乳房がなくなるなんて

という方もいらっしゃれば、

「もともと、ふくらみもほとんどないし、
年も年だし、なくなっても全然かまわないわ」

という方もいらっしゃって、これは価値観の違いです。

色々な考え方があるものの、
この場合に大切なのは、あなた自身の考え方、です。

今一度、乳房に対して、自分はどのように考えているのか、
見つめ直して、自分に合った治療法を選択してください。

治療する場所の選択

乳腺外科の先生がいる病院で受けます。

今の日本では、乳腺の薬物療法についても、外科の先生が
トータルで勉強されていて、行われます。

治療は、乳癌学会認定施設・関連施設一覧に載っている病院でしたら、
治療の基本原則はほとんど変わりません。
(調べる場合は、こちらからどうぞ。⇒

大きな病院

ただし、乳房再建術を希望される、などの場合は、
お近くの病院では、完全に対応していない場合もあります。

主治医の先生とご相談の上、適切な医療機関を紹介してもらってください。

また、手術が終われば、近くの病院で薬物療法、ということも
可能です。
その都度、ご自身の状況に合わせて、よくご相談くださいね。

まとめ

乳がんの治療を受ける前に知っておきたい、
治療選択の時にポイントとなる項目をまとめました。

乳がんと診断後、はじめにしっておきたいこと の記事で
おすすめしているように、専用のノートを用意しましょう。

心配事や乳がんの情報を書きだすノート

これらの項目について、ノートに1つ ひとつ書いて、
ご自分のしたいこと、主治医からの説明、
ご家族の希望、など、整理しながら、考えてみてください。


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